前回からのつづき・・・
札幌の駅から地下鉄へ乗り継ぎ、乗ってしばらくして・・
車内で降りる駅を確かめたが“降りる駅がない”
いや、無い訳が “ない”・・・
私は乗る地下鉄を間違えたのだ。
上り下りの話ではなく、そもそも、違う地下鉄に乗ってしまった訳で
札幌へ一度戻るしかない。
そんなことがあっても、早く来ていたおかげで
なんとか受験会場へ到着。
コンビニで、昼食のおにぎりを購入。
まだまだ時間は早いので、会場の周りを少しぶらぶらと歩くと
ドカベン(大きな、お弁当)を食べているおじさんを見かける。
どう見ても、真っ白いお弁当だ、おかずはないのか?と思ったけれど
人のお弁当を心配している暇はないぞ、と考え直し
試験までの間に勉強できる場所を探し、開場を待つことにした。
試験開始まで1時間半、そろそろお昼を食べておこう。
周りも、何やらガサゴソと食べている様子。
気持ちも落ち着かないので、過去問を読みながら(でも、頭には入ってこない)
おにぎりを出して・・・“パク”と一口食べた・・・・と、その時
「あんた、試験前に、よく飯なんて食ってられるな」
と隣に座っていた、見ず知らずのおじさんに睨まれた。
食欲低下、頭から血の気がサーーーーッツと引いて
心臓がバクバクする。早くこの場から立ち去ろう。
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