☆彡うちの宗教ってなに?無宗教じゃダメ?
夏男「まあ、狭いよりは良いんじゃないか。一人で大変だったね、ありがとう」
とねぎらってくれて、秋子はホッとした。
のも束の間・・・
葬儀社「葬儀についてですが、仏教でしょうか、宗派は分かりますか?僧侶は一人・・」
秋子「ちょっと、待ってください。そんなに次々聞かれても、父に聞いてみないと」
秋子は心の中で(もう、何なの!さっき亡くなったばかりなのに)と呟きながら父の元へ
秋子「お父さん、うちって宗教なに?仏壇もないし、お寺に行ったのも見たことないし。」
父(春男)「いやー、ばあちゃんの時は仏教でやってた気もするけど、
俺は特にどこも信仰していないから、特に宗教はないよ。
なんでもいいぞ、夏男と決めてくれ。」
秋子「なんでも、いいって・・・。それでも良いのかな、
やっぱり亡くなったら、お坊さんとか呼ばないとダメなんじゃないの?」
残念ながら母のノートには宗教について何も書かれていなかった、
やはり特に宗教はなかったのだろう、秋子は兄(夏男)に相談することにした。
夏男「え、宗教?みんな仏教じゃないのか?
参ったなー父さんがなんでも良いなら、簡単な方法にしよう、無宗教じゃダメなのか?」
あーあ、兄もこの調子だ💦
でも確かに、お坊さんを呼んだりすると、お布施とか戒名とか高いって聞いたことがあるし、
そもそも宗派も分からない。
秋子は葬儀社に「特に宗教はないようなのですが、どうしたら良いですか?
無宗教ではダメでしょうか。」
葬儀社「ダメではありません。祭壇は仏式でご用意しましたが、では無宗教と言うことですので、
僧侶は呼ばずに、お線香も片づけます。何か、ご希望はありますか?」
ご希望と言われても、分からないから聞いているのに・・とまたまた困惑する秋子だった。
☆彡葬儀のためだけの宗教
結婚式は教会であげて、キリストの誕生を祝うクリスマスでケーキを食べて
お正月には神社へ初詣に出かけ、お盆にはお墓参り。💒 ⛩ 臨機応変(笑)
最近の葬儀も様々な形が増えてきて、僧侶を呼ばない方も増えてきました。
しかし中には、親戚などから浄土真宗本願寺派だからね!
などと言われて、葬儀だけはその宗派で行ったという話も。
☆彡そこのところどうなの?無宗教葬儀は安く済む、簡単?注意点は
①僧侶等を呼ばないためお礼(お布施等)がいらない(ってことは安い♪)
⇒お墓が、お寺の中にあるような場合
その寺の僧侶を呼ばないことにより、お墓に納骨しようとしたときに、
拒否されてしまう恐れがある。
②儀式がないので、遺族の希望する内容にできる。(ってことは簡単♪)
⇒特にこだわりがない場合、何もやることがない、内容を決める方が大変💦
⇒(演奏家を呼ぶなど)こだわった葬儀にしたために、費用が高くなる(高いこともある)
⇒従来の葬儀しか知らない人々(親戚など)から、叱られてしまう可能性がある
⇒葬儀社がやったことがない、理解していない可能性がある
自分たちの行いたい葬儀の内容が肝心!
自分たちの考える無宗教は何なのかがはっきりしていないと、反対に困ることも
お坊さんを呼ばないで行いたいという意味なのか、こだわりがあるのか?考えてみてね。
次回のテーマは『葬儀後にすぐ必要な手続き(そんなに早く・・・)』です。
悩んでいないでまず相談!
女性とシニアが専門の私にぜひ一度ご相談ください!
行政書士塩崎由花里事務所
まずはお気軽にお問合せくださいね。
電話番号:011-595-8178(携帯 090-8279-6075)
FAX : 011-595-8179
所在地 :北海道札幌市白石区平和通2丁目北1番9号
定休日 :土日祝(メールは24時間受付・緊急対応可能です)